今月のすこやか通信 vol.046

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はじめに。
この季節になると思い出すな~
浜辺に見えるは、海の家。
ところどころに、ビーチパラソルが目に入る。
潮騒と、太陽を浴びながら肌を焼く若者。
当時、日焼け止めよりサンオイルが好まれていた。
海岸がみえる街道を真っ赤なオープンカーが止まっていて、横に、白いパンツに派手なアロハシャツの男。
日焼けした顔に、ちょっと大きめのサングラス。
ドアを閉めたまま、お尻をかけ、運転席に乗り込む。
隣に乗っていた相棒と海の見える海岸通りをブーンと走り抜ける。
懐かしい昭和40年代、夏の光景です。
今では、太陽の光、紫外線が活性酸素の発生原因と思われています。
でも、こんな大切な働きもあります。

最近は日向ぼっこと言う言葉は聞かれなくなりました。
肌の老化などを気にして、紫外線を避ける傾向がある。
紫外線は、「シミ」・「しわ」・「たるみ」だけでなく、皮膚がんの発生原因。
目の老化の予防としても、UVカットのメガネをかける人が増えた。
振り返ると、オーストラリア・ダーウィンで第三回国際癌学会が開催されました。
活性酸素について、日本から丹羽靱負博士が講演依頼を受け、私も同行致しました。
スピーチで、丹羽博士は、オーストラリアが地球上で一番皮膚がんの多い地域と話され、その理由は、地球を覆っている大気圏上空のバリアゾーンが大気汚染などで、少しずつ壊され、今まで以上に、紫外線がバリアゾーンを通り抜け、地球上に照射する。その影響が一番多いのは、このオーストラリアなんだ。
紫外線は、強力な「活性酸素」を生み出して、皆さんの美容上だけでなく、やがて皮膚がんまで引き起こすと話されていた。
ですが、その反面、紫外線は、地球上でとても役に立つ働きもしている。
ここが大切です。
太陽が1ヶ月休暇を取ったらどうなるだろうか?
地球上は、カビやばい菌が繁殖し、とても住む事は出来ないだろう。
それは、紫外線が照射されないと消毒や殺菌が出来なくなる。
紫外線は強力な活性酸素を発生させ、ばい菌や細菌を消毒し、ダニやシラミを殺虫までします。
まあ、その前に地球全体が凍りついちゃいますが…。
それ以外にも、紫外線の働きはあります。
ここが今日の本筋です。

骨を丈夫にしてくれる。
年配になると、日常生活を営んでいても、簡単に骨折する人がいます。
大切な、大腿骨や股関節を骨折することで寝たきりになる人もいます。
私の母もその1一人でした。
私達の骨はどのようにすれば、強くなったり、あるいは老化してしまうのか?
骨にはカルシウムが必要と言う事は誰もが知っています。
骨とカルシウムはとても密接な関係です。
カルシウムが骨を作るというのも正しい。
より正しく認識するならば、カルシウムが必要なのは血液のほうで、骨はカルシウムの貯蔵庫です。
健康な人は、血液中には必要な量のカルシウムが溶け込んでいます。
しかし、血液中のカルシウムが足りなくなると、血液はカルシウム濃度を正常値に戻そうとして、副甲状腺ホルモンを介し、骨からカルシウムを奪い取っていきます。
チョット、難しくなりますが、骨以外にも、腸管からカルシウムを吸収したり、腎臓からカルシウムが排泄されるなどの働きが同時に起こりますが、今回は骨とカルシウムの関係を簡素化してお話をすすめます。
血液中のカルシウム濃度が下がり、骨からカルシウムを奪われてばかりいたら骨はすぐに”スカ””スカ”になってしまいます。
これが、皆さんも気になる「骨粗鬆症」です。
そこで、私達は、食材「魚類」からカルシウムを採ったり、サプリメントを服用するなどして補う事を考えます。
食べたカルシウムによって、血液中のカルシウム濃度が満たされると、今度は貯めておく場所として骨にカルシウムを蓄えようとする。
良質なカルシウムを摂取して、骨に吸収させる事によって、骨が強くなっていくのです。
ところが、カルシウムを摂取しただけでは骨は強化されません。
骨がカルシウムを吸収する時には「活性化されたビタミンD」が必要なのです。
それなら、ビタミンDを食材やサプリメントで補えばよいではないかと思うでしょう。
ビタミンDを摂取する事も大切ですが「活性化」する事が大切です。
自然の力は凄い事!
太陽のひかりを浴びれば活性化ビタミンDが体内で作られます。

ceo2010
著者:(株)TIGER 伊東正

はじめましょう!
朝の日差しを浴びながらゆっくりと散歩。
緑のある木陰でのんびりと寛ぎ、こもれ日を楽しみましょう。
紫外線の強い日は、サングラスをかけ、帽子をかぶり長袖を着て、日焼けを防止して下さい。その状態で、太陽の下を歩いてもビタミンDを補給できます。
「日向ぼっこ」の復活です。
次回は、つづいて太陽の恩恵、赤外線についてお話し致します。

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