秘境・秋田の玉川温泉のお話をしましょう。

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み~んな大好き、温泉!!! 今回はそんなお話です。

日本は世界一、温泉に恵まれています。
温泉地を調べれば、わかっているだけで、2,500以上。
そして、2万以上の源泉が湧き出ている。
ある文献によると、温泉の歴史は古く、7,000年前の縄文時代から伝えられている。
日本人はまさに神代の昔から、温泉に入っていた事になりますね。
山の奥に入ると、サル・キジ・鹿・イノシシや熊までも、温泉に浸かっている。
そんな童話がありました。

さて、時は流れ、現代では『お手軽な温泉』が人気です。

ヘリコプターで、空からクルクル見渡して、探知機で地中の奥深くまで探索し、地下に流れている温泉を見つける。
見つかれば、石油を掘るようにボーリング(穴掘り)をする。
そして、豊富なお湯が出たら、万歳!!
そして、そこに温泉の施設ができる。
付加価値として、岩盤浴、人工炭酸泉、水素風呂等々、と充実しています。
人里離れ、遠くへ行かなくても、『昔懐かしの銭湯』の近代版がある。
私の事務局の周りにも、空から探知機で探し当てた『温泉の施設』があります。
週末に帰る田舎の家の近くでも、『源泉かけ流しの温泉』があります。
溢れるような 〝濃度が高い源泉がでている〟 と言う評判で県外からもガンガンと人が来る。
私は思う!
いつもの、リフレッシュに『近所の温泉』へ・・・・・。

でも、時間が取れた時は、歴史のある秘境温泉に出かけたくありませんか?
私は、み~んな温泉が大好きと思っています。

そこで、チョット離れた温泉地、秋田の『玉川温泉』に2泊3日で行ってきました。

山奥深くにある『秘境 玉川温泉』。聞いたことあるでしょう?
この温泉は、昔から病気療養の為の温泉として有名です。
昔は『鹿湯』と言われていた。

私が訪問したのは、10月上旬、小雨が降る日でした。
暦では『秋』。
晴れれば紅葉は、素晴らしく美しい!
それは、晴れたらの話です。
訪問した2週間後、玉川は雪が降り、早めの冬景色。
その時なら、『玉川 冬の旅』でした。

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今年は、冬が訪れるのが例年より早いみたいだ。
冬の時季、玉川温泉行の雪上車が迎えに来てくれる。
だが、玉川温泉へ行くのに、昔は苦労したみたいだ!
横から吹き付ける雪にも、耐えなくてはいけない。
虚無僧スタイルで雪の中、玉川温泉を目指した人もいたかもしれない。
チョット、描いてみました。
こんな感じかな?

玉川温泉はいつだれが発見したのか?

道先案内人の話だと、「昔、昔、玉川温泉の下流に住んでいたマタギ(猟師)が山の中で一頭の鹿を見つけ弓矢で射ったけれど、逃げられた。
怪我をした鹿は、山の奥へ奥へと身を隠す。
そこで、マタギは地面に落ちている鹿の血痕を見つけながら追いかけた。
ドンドンと山奥に入っていく。
マタギに川上から流れる水が溜まる滝壺が、薄ぼんやりと見えた。
その滝壺を覗くと、マタギの弓矢を受け、傷ついた手負いの鹿が湯気の中でゆったりと傷を癒やしていた。
この滝壺には魔法の湯が入っている。
回復も早く、鹿の傷は癒えていた。
マタギが近づくと、元気になった鹿は滝壺からピョンと飛び出して森の中へ消えていった。

マタギが、滝壺に流れる水の川上に行くと、温泉が噴き出していた。
それから、地元の人たちは『鹿の湯』とか『鹿湯』と呼ぶようになった」みたいです。
しかし、『鹿湯』の辺りはブナの原生林に囲まれている。
この山奥の温泉に、湯治目的で人が行ける所ではなかった。
雪が積もり、吹雪いたら、とても危ない苦行の湯治場。
昔は、この地で硫黄が採掘された場所だから、労働に従事していた人や、猟師や修行僧が、立ち寄り、温泉に入るだけだったと話された。

昭和10年頃から万病に効くと評判になって、湯治客が集まるようになり始め、『鹿湯』を改め『玉川温泉』と名称も変わった。
今では、『玉川温泉』と、『新玉川温泉』もあり、全国から湯治客が沢山訪れている。

※ 実際に施設利用と入浴を体験してきました。
ザックリと説明いたします。

温泉の水質は、硫黄泉で強酸性。
温泉施設は、総檜で出来ていた。
案内の人に、はじめは、源泉を50%に薄めた風呂に入るよう言われた。

しかし、2日の体験だから、源泉100%に入ってみました。
結果、2~3分で肌の弱い所と股間がピリピリと・・・・・。
すごく、痛い!
源泉100%は、強酸性だから、化膿菌や大腸菌も5分で死滅する。
そして、『蒸し風呂』『打たせ湯』『蒸気のサウナ』『寝風呂』と体験。

※ 新玉川温泉での食事は、食堂でバイキング形式。
自分で必要な食材をテーブルへ運び食べて片づけをする。
健康に良い食材が豊富で美味しい!
野菜が中心でした。
各人が自分のカラダに合せ、食べる。
ご飯は、玄米、五穀米、白米、御粥と自由に選べた。
おかずの味はやや薄味で、とてもうまい!
勿論、長期滞在の方は自炊できるようになっている。

食事の時、一緒のテーブルで3名の方とお話をした。
一人は6年間通っている。
年3回『春・夏・秋』3週間のんびりと温泉治療。
若い時からAさんは、寝る間を惜しみ、海外と取引していたシステム屋さん。
糖尿病の治療で・・・・・。

もう一方は、大腸がんで余命3ヶ月と言われたが、もう7年目を迎えるBさん。
この方は年4回、1ヶ月位滞在する。のんびりと養生していると話された。
だから1年で4ヶ月は玉川へ・・・。

Cさんは健康な人だが、Bさんのお友達で付き添いをしている。
このお二人は、毎回玉川温泉に・・・。
ここでは、地位も肩書きもいらない。
養生で、ただ此処にいる。
み~んな、おだやかだ。

私も尊敬する師匠に言われたことがあった。

忙しいのは、とても良い事だ!
だが、期間を定め、今の環境から少し離れてみるのもいい。
旅行でも趣味の世界でも、スッと力が抜ける時間も大切にしろよ。
そんな一つが、近所でリフレッシュを銭湯で・・・・。

たまには、自分に合った温泉めぐりをしましょう。
日本全国には、2,500以上の温泉施設があります。
大切な事は、各温泉に『適応症』と、『禁忌症』が書かれています。
これは、大切な条項です。
良く読みましょうネ!
さあ、カラダと気持ちが落ち着く温泉を見つけ、気持ちの良い環境に身を置きましょう。
カラダを温めると、日頃の疲れも取れます。
体温が上がれば、免疫力も高まる。
ストレスも発散される。
お風呂に入る事は良い事ばかり。
日本は温泉の宝庫。
そう思いませんか?

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貴重な時間、お読みいただきありがとうございました。

伊東 正

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